◇和 型
旧来の墓地、霊園の普通墓地等で多く見られる江戸時代中ごろから普及した親しみやすいかたちの墓石です。地域により形状、寸法に特徴があり種類も豊富です。蓮の花をイメージした蓮華など和のデザインが取り入れられています。首都圏は8寸~1尺等(棹石の幅)の石塔、地方では1尺~1.3尺等の大きな石塔が見られます。
◇洋 型
霊園の芝生墓地、ガーデニング墓地等で良く見られるモダンな洋型デザインの墓石です。
墓石に彫る文字も和型墓石のような「○○家之墓」よりも、「和」や「心」やメッセージ等を刻む墓石も多く見られます。
使われる石の種類も白、黒だけでなく赤、ピンク、緑など色々な石が使われます。
◇和型供養塔
五輪塔は鎌倉~室町時代に最も建てられた種類の墓石です。
宗教に関係なく無くなった人を成仏、往生させ亡き人を最も大切にする最高のお墓と言われています。
一石五輪塔は本来の五輪塔を設置するスペースが無い場合に用いられたりします。
多宝塔は本来は多宝如来を安置する塔をさし、無縫塔は禅僧の墓石に多く用いられています。
なかでも、宝篋印塔は300年以上続いた『家』だけが建立できるとされているおめでたい供養等です。